「京都ジョブパーク」4月以降、雇用保険業務も実施 -失業保険ニュース

1.「京都ジョブパーク」4月以降、雇用保険業務も実施

ローカルネタですが。

 

京都府に、

就職支援を目的とした

「京都ジョブパーク」という施設があります。

 

その京都ジョブバークが、

来年度(平成24年4月1日~)から

ハローワークの機能を一部内包することが発表されました。

 

具体的には、雇用保険業務。

失業保険の受給手続きや

失業認定の手続きなどですね。

雇用保険業務
雇用保険業務もできるようになりました

失業保険をもらうには

ハローワークに出向く必要があるのですが、

住所を管轄するハローワークで

強制的に割り当てられます。

 

このため実際には、家からかなり遠いハローワークに

行くはめになっている人は多いものです(実は私もそうでした)。

 

拠点が増えるのは良いことだと思います。

以下は、産経新聞(近畿版)の記事からの引用です。

 

京都府と京都労働局は21日、

厚生労働省所管の公共職業安定所(ハローワーク)

だけで行っていた雇用保険業務などを、

来年度から京都府の就業支援拠点

「京都ジョブパーク」(京都市南区)

でも実施すると発表した。

 

カウンセリングから職業紹介、

定着支援まで一体的に行い、

求職者の利便性を高めるのが狙い。

 

京都労働局は現在、

ジョブパーク内にハローワークコーナーを設け、

障害者を除いた

求職者への職業紹介のみを実施している。

 

4月からは京都府内

8カ所のハローワークでしか行っていない

求職者に対する雇用保険の審査や給付、

職業訓練の受講指示、

求人企業に対する

雇用奨励金申請といった業務も扱い、

ジョブパークの機能を強化する。

ハローワーク
ハローワークの機能を内包しました

平成19年4月に開設された京都ジョブパークでは、

府が求職者へのカウンセリングや研修などを実施。

 

22年度の利用者が

延べ約6万3600人に達しており、

京都府は

求職者が雇用保険関係の手続きのために

住所地のハローワークへ行く手間を解消しようと、

厚労省に事業計画を提案していた。

 

また、京都府は平成18年以来行っていない

職業紹介を同パークで再開する。

 

ハローワークとは別に、

求職と求人のミスマッチを避けるため、

中小企業側の採用コストや

ほしい人材などの事情を踏まえた

きめ細やかな職業紹介を行う。

 

2.Q&A

会社を辞めて、

日々ハローワークに職を探しに行っています。

 

私も住所地をハローワークが自宅から遠く、

いつも時間をかけて通っています。

ハローワーク
ハローワークが遠いと大変

質問ですが、

職業相談や職探しは、

指定されたハローワークを

利用し続けないといけないのでしょうか?

 

指定されたハローワークでなければ、

もっと近いハローワークがあるのです。


参考:

どこのハローワークへ行けばいいのか?

ハローワークは指定され、

自分で決めることはできません。


区分けの関係で

遠いところを指定されてしまいましたが、

多くの人に不便を強いてまで

区分けをゴリ押すのは

理不尽だと思うのですが。

 

A.近いハローワークに行って構いません。

 

職業相談や、

ハローワークの端末を利用しての職探しについては、

どこのハローワークを利用しても構いません。

 

ですので、

ご質問にある「自宅近くのハローワーク」

の方が使い勝手が良ければ、

そちらを利用しましょう。

 

ただ、指定されたハローワーク、

つまり住所地を管轄する

ハローワークでないと

できない業務もあります。

 

求職者登録や、失業認定です。

 

求職者登録はもう済んでいるので

問題ないと思います。

 

失業認定については、

住所地を管轄するハローワーク

でないと行えません。

 

普段、近場のハローワークで

用事を済ませていると、

うっかり

失業認定日に

そちらに行ってしまう可能性があります。

 

これをやると、

下手すると1ヶ月失業保険をもらえない

ことになります。

 

普段は行くのに便利なハローワークを

利用して構わないのですが、

失業認定日だけは、

【住所地を管轄する】

ハローワークに足を運ぶことを

忘れないようにして下さい。

 

上記で紹介した

「京都ジョブパーク」

は失業認定業務も行っていますが、

全国的にはこのような施設は少ないです。

 

あくまで例外的な施設だと考えて下さい。