同姓同名で誤交付 千葉労働局-失業保険ニュース

1.同姓同名で誤交付 千葉労働局

また、他人の雇用保険受給資格者証を

交付してしまう事件です。

年に何回起きても、

まったくなくなる気配はありません。

 

事件が起きたのは、

千葉のハローワーク。

 

同姓同名の方に対し、

間違って交付してしまったようです。

 

最初に雇用保険受給資格者証を受けとった方が

何も言わなかったため気づかず、

後から受けとった方からの指摘で

初めて気づいたとのこと。

 

資格者証の顔写真確認を

怠っていたのが原因だそうです。

 

こういうことが知れると、

「失業認定に、雰囲気が似た別人を

代わりに行かせてもばれないのでは?」

などと考える人が出てきても不思議ではありません。

資格者証、違う人に渡してた
資格者証、違う人に渡してた

以下、千葉日報からの引用です。

 

■ 同姓同名で誤交付 千葉労働局-

千葉労働局は28日、

松戸公共職業安定所で、

同姓同名の別人に

雇用保険受給資格者証を誤って交付し、

生年月日や雇用保険の振込先口座番号などの

個人情報が漏えいしたと発表した。

 

同局によると、8月6日午前、

同所の窓口で、

女性職員が30代男性=柏市=に対し、

誤って同姓同名の20代男性=我孫子市=

の資格者証を渡した。

 

その後、20代男性に

30代男性の資格者証を渡そうとしたところ、

自分のものではないとの申し出があり発覚した。

 

資格者証には顔写真がはられているが、

女性職員は確認を怠っていた。

取り違えを謝罪
誤交付を謝罪。

誤交付関連の記事は、下記もご覧ください。

個人情報書類別人に 下関職安が誤って交付

雇用保険受給資格者証など誤り交付 加古川と赤穂

雇用保険受給資格者証を誤交付 静岡労働局


2.失業認定に別人を行かせてもばれないのか?

 

1.のような個人情報漏洩事件を見ると、

「ハローワークの本人確認は結構いいかげんだな」

という印象を持つ人もいると思います。

 

すると、必ず悪いことを考える人がいます。

「失業認定に、別人を行かせてもバレないのでは?」

 

雇用保険受給資格者証には

顔写真が貼ってありますが、

1.の事件ではこの顔写真の確認を怠っていました。

 

写真確認していないのだから、

別人を失業認定に行かせても分からないだろう、

という理屈です。

 

残念ながら、バレる可能性の方がはるかに高いです。

 

こういうことを企むのは、

海外旅行中に失業認定日が来るなど、

「失業認定日に地元に戻っていたら、

多大な経済的・時間的な負担がある」

立場の方です。

 

こちらとしては、

「海外旅行に行く余裕があるなら、

失業保険もらわなくても・・・」

などと思ってしまうのですが、

やはりもらえるお金は残さず抑えておきたい、

というのが自然な感情なのでしょうか。

 

なぜか私のところにはこういう「悪だくみプラン」を持ってきて、

「バレない方法を考えてくれ」

などと依頼してくる方が多いです。

 

しかし、そんな依頼に応えられる訳がありません。

 

偶然と職員の怠慢が両方重ならなければ、

本人でないことはすぐに分かってしまうからです。

悪いことを相談
悪いことを相談されても、ご期待にはお応えできません

窓口で別人であることがばれたら、

依頼した人だけでなく、

身代わりとして窓口に出頭した人も

大きな責任を追及されることになります。

 

お金をだまし取ろうとしているも同然の行為ですからね。

 

そこまでリスクが高い行為を受け入れてくれる人が、

そうそういるとも思えません。

 

あなたに双子の兄弟でもいれば話は別ですが、

それにしたって平日朝~昼間の失業認定に

行ってくれる可能性は低いです。

 

あなたが仕事をしていて失業したのであれば、

双子の兄弟も働いている年齢のはずだからです。

 

いらんことは考えず、

海外旅行は失業認定と失業認定の間に

持ってくるようにしましょう。

 

28日も間が空いているのですから、

よほどスケジューリングをミスしない限り、

「失業認定日は海外旅行中」

などという事態には陥らないはずです。