雇用保険法改正案が衆院通過 失業手当の延長継続 -失業保険ニュース

1.雇用保険法改正案が衆院通過 失業手当の延長継続

雇用保険の法改正案、

今年の改訂内容がほぼ固まったようです。

 

主な改正点は、

今まで特例措置的に行ってきた

「失業保険の給付日数延長」

をさらに2年延長する(2014年3月末まで)点です。

 

これは、災害などで

勤めていた会社が営業活動停止に

追い込まれたなど、

特に再就職が厳しい状況下で、

失業保険の給付日数が

最大60日延長されるというものです。

失業保険延長
失業保険が延長されます

「自分から会社を辞める」

という方に適用されることは残念ながら期待できませんが・・・

 

以下、日本経済新聞からの引用です。

失業手当の給付日数を延ばす暫定措置を

2012年度から2年間延長する雇用保険法改正案が

16日の衆院本会議で、全会一致で衆院通過した。

 

暫定措置は今年3月末までの期限だが、

雇用環境は厳しく延長することにした。

 

とくに就職が難しい失業者への

給付日数を最大60日間延長することなどが柱だ。

不景気
なんだかんだで、まだ不景気です

2.Q&A

Q.失業保険の受給が終わり、

さらに個別延長給付を受けていました。

 

本来の失業保険90日が終わったあと、

60日間失業保険が延長されていました。

 

その60日間の延長も終わり、

いよいよ給付なしの生活が始まります。

 

今まで転職活動も

真面目にやってきたつもりですが、

ほとんどが書類審査で落とされ、

面接にたどりつけたのは数えるほどです。

お祈りメール
お祈りメールばかり届きます

これから、短期間で就職にたどりつける自信は

とてもじゃないけどありません。

 

質問ですが、

このような就職のあてがない状態でも、

これ以上の失業保険の延長は

さすがに不可能でしょうか?

 

生活費が足りなくなるのが目に見えていて、

とても不安に感じています。

 

A.失業保険の個別延長給付を

受けられていたのですね。

 

だとすると、

これ以上の失業保険の延長は、

残念ながら期待できません。

 

これは、

「ほとんど書類審査で落とされる」

「就職が困難である」

という事情があっても変わりません。

 

なぜかというと、

個別延長給付は、

そういった

「就職が困難な人」

に対して失業保険を上乗せしているからです。

 

それが終わったからといって、

さらに失業保険の延長がされれば、

エンドレスに延長しなければなりません。

 

受給する側にしてみれば

「形を変えた生活保護」

のようなものですから

ありがたいですが、

このような給付金をもらってしまえば、

再就職しようという気力は

全くなくなってしまうでしょう。

 

このような事情もあり、

個別延長給付には2回目以降の延長

はされていません。

 

失業保険でなくてもよいのであれば、

失業保険が終わった人

失業保険をもらえない人

が対象の職業訓練があります。

 

どうしても就職できる自信がなければ、

こちらを利用されるのがよいでしょう。


詳しくは、

職業訓練と延長給付

の「2.失業保険をもらえない人への給付」

をご覧ください。