情報漏えい容疑の女 報酬の大半で「風水」グッズ購入 -失業保険ニュース

情報漏えい容疑の女 報酬の大半で「風水」グッズ購入

ハローワーク横浜で起きた

求職者の情報漏洩事件ですが、

容疑者のあきれた生活ぶりが報道されています。

刹那的生活
刹那的生活

余罪も10年、

数百件にわたって出てきています。

 

ここまで大規模に

不正な情報取得ができているということは、

チェック体制にも非常に甘い部分がある、

ということを示しています。

 

一番悪いのはもちろん本人ですが、

どんなに悪人でも

チェックが厳しい環境なら

悪さはできませんから。

 

しかし、

ここまで大量の情報を売りさばいておいて、

借金を抱えるというのは

どういう精神構造をしているのでしょうか。

 

風水グッズを買いあさっていたとのことですが、

結局、幸運は訪れなかったようです。

風水グッズ、効き目ナシ
風水グッズ、効き目ナシ

しかし、この事件の問題。

本質は、違うところにあります。

 

以前の記事でも言いましたが怖いのは

「お金を払ってでも、

違法な調査を依頼する人の多さ」

です。

 

大々的に報道されていますが、

どの報道機関も、

ここには踏み込んでくれないようです。

 

この国には、

「個人情報を買いたがる個人・組織」

がたくさんあって、そのニーズに応えて

「個人情報を売る個人・組織」

が存在する。

 

個人情報保護法が施行されたからといって、

その動きがなくなる、ということは全くなく、

単に地下に潜って、

動きが把握しにくくなっただけ。

 

これは、とても恐ろしいことです。

 

あなたも、

知らない業者から電話がかかってきて、

なぜか向こうがこちらの名前まで知っていた・・・

という経験はあると思います。

 

主に不動産投資(投資マンション)の案内が

多いようですが、

薄気味悪いとしか言いようがありません。

 

これは、個人情報を買って、

営業対象にしている会社が

一定数存在することを示しています。

 

つまり、

違法行為が営業の基礎

になっている会社が

野放しになっていることを意味します。

 

大きな問題だと思いませんか?

 

容疑者が風水グッズマニアだったとか、

心の底からどうでもいいのです。

 

以下、スポーツニッポンからの引用記事です。

 

雇用保険の被保険者の職歴を漏らした疑いで

愛知県警に逮捕された

横浜公共職業安定所(ハローワーク横浜)

相談員西沢えみ容疑者(47)が、

百数十万円以上の借金を抱え、

生活費もクレジットカードで支払っていたことが

11日、弁護士への取材で分かった。

お金に困っていた
お金に困っていたようです。

弁護士によると、

漏えいの報酬は、

大半を「風水」に関係するとされる

ブレスレットやネックレスなどの購入に使った

と供述している。

 

捜査関係者によると、西沢容疑者は

調査会社役員藤田利恵子容疑者(51)から

月に数十件以上の依頼を受け、

1件当たり1万円以上の報酬を受け取っていたとされる。

 

県警は、さらに金の使途などを調べている。


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