1.ハローワークで、求職者申し込み書類を書く
失業保険の受給手続きに
ハローワークまでやってきました。
窓口で手続きに来たことを言うと、
用紙を渡されて、
申し込み書類に記入するように言われます。
失業保険の受給手続き(求職者登録)をするには、
この書類をもれなく埋めなければなりません。
記入項目で主なものを挙げておきます。
・名前
・住所
・電話番号
・今までやってきた業界・職種
・再就職を希望する業界・職種
この中で、
何も考えずに記入すると後々響いてしまうのが
「再就職を希望する業界・職種」です。
なぜかというと、ハローワークの職業紹介は、
この「再就職を希望する業界・職種」
を参照しながら行われるからです。
ここで職種や業界の幅を限定してしまうと、
当然ですが紹介される仕事も減ります。
また、良いと思った企業に応募しようとしても、
ここで書いた希望と矛盾が生じていると
紹介を渋られることも多いです。
「単なる失業保険の受給目当て。
就職活動の実績づくりのために、
適当に応募しようとしているんじゃないか?」
という先入観で見られやすいのですね。
こういった事態は避けたいところですから、
「再就職を希望する業界・職種」は、
範囲を広くとっておくのが安全です。
今まで自分がやってきた職種を全部書いて
(例えもう営業はしたくない!
と本音では思っていたとしても)
さらに少しでも興味がある業界や職種
も書いておきましょう。
あまり脈絡がない項目が並んでいると
ハローワーク職員からつつかれるかも知れませんが、
「今まで経験はないが、できれば●●の職種に就職したい。
しかし未経験で就職できる可能性は少し厳しいと思うので、
その場合は経験がある○○の職種で探す」
と言っておけば不自然にもなりません。
意外に思われるかも知れませんが、
「企業に取り次いでもらえるかどうか?」
はこうした初期の段階での行動が
あとあと影響してくるのです。
再就職活動を
やる気満々な人もいるかも知れませんが、
1週間は何もしてはいけません。
へお進みください。
2.Q&A
現在、まだ仕事を辞めていません。
転職活動を在職中に行い、
転職先が決まったら
今の会社を退職しようと考えています。
ちょっと疑問なのですが、
ハローワークへの登録は、
退職してからでないとできないのでしょうか?
A.求職者登録自体は、
在職中でも問題なく可能です。
もちろん、失業保険など、
給付金をもらうことは不可です。
求職者登録をしておけば、
ハローワークで
紹介状を発行してもらうことができます。
このため、
転職活動に関しては、
すでに退職した方と同じ条件で
利用が可能です。
職業訓練の申込みも、
退職済みの方と同様に
認められています。
失業保険や再就職手当などの
給付金をもらうこと以外は、
ハローワークのフル機能を
利用できると覚えておけば十分です。